私たちにとってかけがえのない地球が、今私たち自身の行為によって破壊されようとしています。
現在、地球の温暖化が、かつて経験したことのない速さで進んでおり、このままだと、
子どもや孫たちの世代に極めて深刻な影響が懸念されます。
地球温暖化問題は、すべての生物の存続を危うくする問題であり、その防止は人類共通の課題であると同時に、
将来の世代に対して、今を生きる私たちが果たさなければならない責務でもあります。
1997年12月に京都市で開催された、「国連気候変動枠組条約第3回締約国会議」において、
地球温暖化対策を推進するための国際的な枠組みとして「京都議定書」が採択されました。
我が国は、2002年6月に「京都議定書」を批准し、2008年から2012年までの5年間で、温室効果ガスの排出量を
1990年に対し6%削減する国際的な約束を行いました。
今後は、京都議定書の約束を誠実に実行する必要があります。
地球温暖化は、私たちの経済活動や毎日の生活から大量に排出される二酸化炭素等の温室効果ガスが原因となっており、
対策を推進するためには、これまでの社会のあり方を、更にはそれを支えている私たちの考え方や価値観そのものを
見直して行くことが必要となっています。
そのためには、一人一人がこのことを自覚し、地域から行動を起こしていくことが重要であり、
課題は地球的規模であても、対策は地域が基本となります。
こうした考え方に立って、人類共通の課題である地球温暖化問題に対し、県民や事業者等、多くの関係者が一体となって、
群馬から着実な取組みを推進していくため、ここに特定非営利活動法人「地球温暖化防止ぐんま県民会議」を設立します。
平成16年12月20日
特定非営利活動法人地球温暖化防ぐんま県民会議